Tricker's サイドゴアプレーン STEPHEN

この前買ったリーガルの弟ブランド(?)のサイドゴアがあまりにもひどかったので、ずっと雨用靴が懸案だったのだけども、最初から狙っていたTricker'sのサイドゴアのプレーンで出物を発見したので買ってみた。ウィングチップがHENRY、プレーンがSTEPHENというらしい。なんかラスト(木型)が違うらしいけど、あんまよくわからんのでどうでもいい。

つかサイドゴアは本当楽ちんですね。日本って、靴の脱ぎ履きが欧米の非じゃなく多いじゃないですか。いちいち紐を結ぶのが超かったるい。サイドゴア最高。でもこういうカジュアル靴をオンタイムに履いてしまうのはどうかって話なのだけども、全くそういうところに無頓着なのが俺です。知らんもん。

あと細身のパンツの裾を中途半端な長さにしてあると、サイドゴアの場合、裾がブーツの口にひっかかって悲惨な感じになるのでそれは注意が必要。ぎりぎりワンクッション入るか入らないかくらいの長さにするか、トム・ブラウンもびっくりの足首丸見え超超つんつるてんにするかの二択です。後者を選択する勇気は俺にはないわー。

グローブトロッター オリジナル グリーン 30インチ

はいはい、クリプレクリプレ。元々グローブトロッターは妻へのクリプレとして物色していたのに、運悪く(?)迷彩にひっかかってしまったので自分の分を先に買ってしまったっていう。ほいで、それを見たら妻も欲しがるという当然の流れに。で、今回は実はネット通販じゃない。遺伝的イースタン始まって以来の店舗買い。リンク先は楽天ですけども。あと写真は実は28インチのものですけども。買ったのは30インチで、VULCANIZE丸の内店で購入した。昨年の悲惨なクリプレの雪辱は果たせたと思う。

それにしてもこのグローブトロッターという鞄、イイ。イイすぎる。何がイイって、味ですわ。VULCANIZE丸の内にちょうどオリジナルグリーン(28インチ)の「使用済み」みたいな鞄がディスプレイされていて、見た感じ数年使い古したやつなんだけども、実にイイ感じに傷がついててヤレてて、超かっこよかった。これは他のハードケースでは絶対に真似の出来ない味ですわ。なんか予感なのだけども、例によって「同じアイテムをサイズ違い色違いで次々買いあさる病」を発病しそうな気がする。16インチのアタッシェとかを仕事に使いたい感じがむくむくと……。さらに国内旅行用に18か21インチのトロリーを欲しい感じがむくむくと……。まあでも仕事用にアタッシェ使うのはものすごく不便だとは思うのですけどもね。以前ゼロハリのアタッシェ使ってたけども、本当に使いづらくて、痩せ我慢と言うほかなかった。グローブトロッターはゼロハリみたいに糞重くないけども、中の仕切りがあんな感じなので、やっぱ書類とかばっさばさに乱雑になってしまう予感。今使ってるのはブリーフィングのB4ライナーで、ものすごく使いやすいので変える気は全くなかったのだけど、グローブトロッターのかっこよさにはやられますわ。本当悩ましい。アタッシェの中に入れて使う仕切りケースみたいなやつを買えばいいのかもしんないですね。『カバンの中身』っていうところの商品はどうだろ。アタッシェ向きではなさそうなのだけど。

あとグローブトロッターは定期的に期間限定商品が出てくるのがいい。少量生産なので人とかぶりにくいし。

グローブトロッター SPITFIRE

ドギャーーン! また大物……。

いつも海外行くときはTUMIのおっさんくさいソフトスーツケース使ってたんですけど、なんかハードに憧れる年頃なんですよ。ほいで、ハードっつったらそこらへんのこじゃれた連中に言わすともうリモワの決め打ちなんですけど、俺はどうもあのサイバーな雰囲気が好きじゃない。確かに実用性という面でも最強に優れてると思うし、「ホテルマンの見る目が違ってくる度」も相当に強い。だけど、もっとこう海外旅行はロマンでしょ! ステッカーべたべた貼っつけて、そこら中傷だらけになって、でもなお味があるっつーのがいいわけでしょ! そういう意味でいくと、非実用的ではあるけれど、グローブトロッターにかなうものは此の世にはない。と断言できると思う。

で、普通にオリジナル(グローブトロッター創業当時から作られている一番オーソドックスなモデルの名前)の並行輸入モノでも買おうと思ってたんですけど、いろいろ調べてたらこのSPITFIREという迷彩柄が、2006年の8月に、各サイズ70個限定で作られた(SPITFIRE生誕70周年にかけてるらしい)っていうのがわかって、天国と地獄を味わった。見た瞬間もう「め、め、め、迷彩!!!」とか700%テンション上がったのに、2006年発売ってのを知った瞬間「もう在庫があるわけがない……。しかも各サイズ70個て……、少なすぎるだろ……」とマイナス800%テンション下がったっつの。

でも遺伝的イースタンはあきらめが悪いのが身上なので、ダメ元で、グローブトロッター・ジャパンにメールで問い合わせてみた。2日ほど返信がなかったので「ああ、やっぱ在庫なかったから返信もないのだな」と思ってたのだけど、3日目に奇跡が! 「あるよ」と!!

サイズ展開的には写真にあるように、13インチアタッシェ、16インチアタッシェ、18インチトロリー、21インチトロリー、30インチの5サイズのみ。このうち旅行のメイントランクに使えそうなのは21と30の2つだけ。といっても俺みたいな旅行初心者には21インチで4泊とか5泊の荷物を詰め込める自信は全くないので、俺にとっては実質30インチしか使い物にならないという状況だったんですけど、神はいました。またしてもいましたよ。

返信メールによると、30インチのみ一点だけ在庫があるとのこと。「購入をご希望でしたら弊社直営店のVULCANIZE南青山本店にてご用意いたしますので、お電話にて直接お申し付けくださいませ」とあって、電話番号が書いてある。思わず夜の9時なのに電凸してしまいましたからね。そしたらこれもまた運良くメールを送ってくれた社員の方が残ってて、あっさりと購入決定。なんという奇跡の連続……。これはもう俺が買うために残ってたとしか言いようがないですわ。というかこれがネット通販の醍醐味……。たまらん。

それにしても俺は迷彩が好きすぎる……。

あとSPITFIREはこれにて完売なので、タイトルのリンクは楽天でグローブトロッターの並行輸入物をものすごく安く売ってるところにしといた。オリジナルを買うならここ以上に安いところは多分ないと思う。

あとあとグローブトロッターに関してはグローブ・トロッターの鞄が詳しいので興味ある人はそちらを。

F.O.B ヘヴィフランネルワークシャツ

来ちゃった……。

もうネルシャツは絶対打ち止め。というかあと2年は要らない

どの口がこんなことを言うのかしら……。でも言い訳すると、「今俺に足りないのは赤。赤成分が圧倒的に足りない。これは赤を買うしか!」という感じになった。仕方ない。だって赤がない。あとフルカウントの前に買った2枚がイマイチであんま気に入ってない。結局フルカウントばっかり着てる。だから実質1枚しか買ってないのと同じ。そしたらオデは赤のネルを買うしかないとおぼった。オダって天才。

このF.O.Bっちゅーところは岡山で気を吐いてるドメブラで、しわしわ加工で有名らしいのだけど、今回買ったのはしわしわしてない。あと俺が高校大学時代とお世話になった渋谷のレッドウッドとかでも取り扱われてるみたいなので、そういう意味では好みに合うのではないかと思った。もういい加減やめにしたいですけども……。

星子 HOSHIKO オリジナル梅リキュール

ちょっと毛色の変わった買い物っス。先日のウォレットのところでも名前がちょろっと出てきた青山HOWLのデニーさんが作った酒『星子』を買ってみた。大人買いで。

友人の家で飲ませてもらったのだけど「梅酒だよ」と聞いて飲んだので、かなりの衝撃を受けた。ウォッカベースでハーブの香りが強いので、梅酒だと思って飲むと相当変わった味。でもものすごく美味い。元々はデニーさんが自分とこの店で出してただけだったみたいなのだけど、あんまり評判がいいので普通に販売されるようになったらしい。といっても本数がそんなに作られていないので、普通に酒店とかで売ってるわけではない。飲みたかったら公式サイトで通販するか、デニーさんの店に行くしかない。

まあでも普通に考えてこの価格は相当に高い。高いんだけど、それでも取り寄せて飲みたいと思わせる酒です。友人はお湯割りが美味いと言ってたけど、俺はストレートかロックで飲みたいですねこれは。食後酒に最高だ。

メンランド レザーウォレット・ネイティブEAST

うはは、また大物買っちゃった。と言ってもここの財布はオーダー受けてから作り始めるという本気仕様の品なので、実際に手にはいるのはずっと先の2月中旬予定です。ボーナス後なのでなんとかなるだろう的な無茶な読みで買っちゃった。

今までずっとクロムハーツのウォレット使っていたのだけど、とにかく「札は折らなきゃ入らない」って部分がうざすぎて、使い勝手の面ではずーっと不満があったのです。で、10年以上使っていたのだけど、ついにステッチが崩壊し始めたので、新しい財布(ロングのバイカズウォレット)を物色してて見つけたのがこの逸品。いやーー、これはカッコイイでしょう。かっこよすぎるよ。

イカーウォレットで有名なところだと「レッドムーン」とか「黒羽」とか「FUNNY」とか「KC's」あたりがあるのだけど、この世界、逆にそういう名の通ったところよりも、個人工房みたいなところに魅力的な逸品が揃ってるってことが今回わかった。当たり前の話かもしらんけど。

俺の友人も別の個人工房でベルトやらなんやらいろいろ革製品オーダーして作ってもらってるのだけど、話を聞いたらそこの人はレッドムーンとか黒羽とかの職人を育てた人で、原宿のgoro'sの高橋吾郎さんやネイティブスピリットの正木大さん、青山のバー「HOWL」のデニーさんという錚々たるメンバーと一緒にハーレーに乗ってアメリカを旅していた人なんだそうな。すごすぎる。日本におけるネイティブアメリカン文化の伝道者というか先駆者ばっかじゃないですか。ぶっちゃけた話、俺はネイティブアメリカンの精神とかそこらへんについては全く無学であり、そんなすごい人たちの作るモノに触れるにはまだまだ修行が足りないので、オーダーなんておこがましくて無理。もうちょっと大人になったらお願いしたい。

で、このメンランドの鈴木さんという方は独学でレザークラフトを学ばれた人で、サイトを見てると本当顧客のことを考えたモノ作りをしているところがひしひしと伝わってくる。そこにガツーンとやられました。

細かいカスタマイズにほとんど応じてくれるみたいなので、自分で仕様とか絵に描いてみた。外側と、内側と。でも描いた後で気付いたんだけど、内側はオリジナル仕様の方が使い勝手がいいんだよね。そりゃそうだわ。考え抜いて作られてるんだから。自分で今持ってる財布をケツポケから出したり入れたりしてみると、どう考えてもオリジナル仕様の方が理に適ってるんです。さすがだわ。だから結局内側の仕様書は無駄になっちゃった。3時間もかけて描いたのに 笑。

ここの財布の一番のポイントは、ストラップ部分が本体と一枚革ってところと、コンチョがシルバーのメディスンホイールってところですね。そんじょそこらのウォレットだと、ストラップは別の革を縫いつけてあるだけなんだけど、本体一体型ってところがすげえいい。コンチョのメディスンホイールはちゃんとネイティブの思想に則って、東から黄、白、黒、赤にしてみた。まあ配色的にはどうなんだろって感じですけども……。ちょっと派手派手しい気はするかな……。

出来上がるのが楽しみすぎる! そんで、この形がめちゃめちゃ気に入ったので、できれば次は同じ形でスティングレーの一枚革で作ってもらいたい。コンビ仕様ってあんま好きじゃないから、外側はあくまでもスティングレー1枚で作ってもらいたいです。。

STANDARD CALIFORNIA メッシュキャップ

キャップは本当、買い出すと止まんなくなっちゃうんですよね。ほとんどかぶる機会ないっつーのに。ほいで、気に入るものって、その中でも1割に満たない。なんかかぶり心地が変だったり、微妙に浅すぎたり深すぎたり、前面のカーブの具合が気に食わなかったり、とにかく「これだ!」ってものに出会う確率が非常に低い。これほど試着の必要性の高いアイテムって他にないんじゃないかっていうくらいの。でも通販しちゃうんです。そんで大体失敗するんです。でもこれはなんとなくピキーンと来たんですよ。「気に入りそう感」がかなりのもの。

STANDARD CALIFORNIAはHTCのベルトの別注でも有名な恵比寿(つか代官山寄り)の古着屋さん(って言い切れる規模ではないしオリジナルも多い)なのだけど、たまにこのロゴ入りキャップ作ってるみたい。そんでその都度即完売っていう。これも本当は色違いが欲しかったのだけど、もうどこにも売ってない。

あとちょっとこの店は大人カジュアルって感じで、俺には少しおしゃれすぎるような気もします。なんというか、業界人臭さが漂うみたいな力抜けすぎの上級おしゃれ感? もうちょっと知能ダウンしないと。